【東京⇄軽井沢 教育移住】都会と田舎の小学生教育の違い

子供の小学校への入学を期に東京から軽井沢への移住を決めた。

軽井沢が田舎かってツッコミたくはなるけど。それはいったん置いておいて。ここでは一般的な都会と田舎について話そう。その上でなぜ軽井沢にしたかという話しもする。

教育移住を決めるまでは、田舎暮らしをしたい夫都会暮らしをしたい妻で意見が合わず対立した。田舎には田舎の良さ、都会には都会の良さがあるし、逆に悪いところもある。

今回は都会と田舎の教育について、違いをまとめます。

今回の記事はこんな人におすすめ!
  • 教育移住を考えている
  • 都会での教育になじめない
  • 逆に田舎での教育になじめない人も

都会と田舎の教育の違い

都会と田舎の教育の違いはよく教育格差という言葉で言われるよね。

この前も、茨城からハーバード大学に行った高校生の記事を読んだ。「茨城でどうやって英語を習得したか?」みたいなことが聞かれていた。

東京からハーバードだったらそれほど注目されないんだろう。それくらい田舎から世界のハーバードへ行くことは珍しいこと。海外の大学の情報なんてのは、都会に集中しているんだろう。

「田舎は格差があって大変だ」というけれど、東京に住んでいてもハーバードに行ったなんて、私は聞いたことがない。

東京は東京で年収という格差が存在して、自分から情報を掴みにいかないと教育の差は広がっていく

都会の一番の良さは人。人を介しての情報であり、習い事や教育施設などのサービス。人が集まるからこそ、自分に合うものと出会いやすい

対して、田舎の一番の良さは自然。自然の中で育つとメンタルが強い子に育つらしい。遊ぶ中で五感が刺激され、外遊びの中で熱中体験ができる。熱中体験は体力づくりや将来の集中力につながる。

「人が人を育てる」と考える私と「自然が人を育てる」と考える夫で意見が分かれた。

都会の教育の特徴
  1. 習い事が豊富
  2. 図書館、博物館などの教育施設が豊富
  3. 病院が多い
  4. 生活費が高い
  5. 中学受験者が多い
  6. 校舎が狭い
田舎の教育の特徴
  1. 自然の中で遊べる
  2. 畑や田んぼからものの成り立ちが感じられる
  3. 生活費が安い
  4. 校舎が広い

都会の教育の特徴

1.習い事が豊富

都会はとにかく習い事がたくさんある。公文なんて200mごとにあるんじゃないかと思う。たくさんあるのにどこも生徒で賑わっているからすごい。

習い事が豊富ということは、子供に合う習い事や先生も見つけやすい選択肢が多いということ。ピアノを習っても、先生を変えるだけで子供の取り組みが全然違うことがある。

2.図書館、博物館などの教育施設が豊富

たいてい、図書館は子供の歩いて行ける距離にある。博物館や科学館も電車で行ける。

特に幼児や低学年の子は恐竜や宇宙に興味を持ちやすいから、興味のでたタイミングで科学館にサッと連れて行ってあげられるのはとてもいい。

3.病院が多い

言語が遅かったり、発達障害の子は結構多い。そういった場合、専門の病院があるのは何かと安心する。

区役所でも発育系の相談を受け付けているところが多くて、専門医がすぐにサポートしてくれるのは嬉しい。理解ある親も多いと感じる。

4.生活費が高い

家賃が高い。移住先との家賃の差は2倍以上。習い事も高いことが多い。

お金がないと習い事もできないからね。良質な情報やサービスを得るのにお金がかかるから、せっかく近くにいい習い事があるのに通う資金がないとかはあるある。

5.中学受験者が多い

とにかく中学受験をする人が多い。小学1年から塾が定員いっぱいでウェイティングリストに申し込む人も結構いる。

小学6年の1月はこない生徒がほとんどだし、学校は塾のサブと思ってくるから、学校の先生の立ち位置も田舎と都会で違う。

6.校舎が狭い

校舎と校庭が狭いところが多い。近所の小学校は、校舎と校庭の間に建物が立っていて、いったん道路に出ないといけない。

田舎の教育の特徴

1.自然の中で遊べる

自然の中での熱中体験は子供に是非させたい。熱中体験は集中力につながるから、あと伸びする子供に育つ。メンタルも強くなりそう。

2.畑や田んぼからものの成り立ちが感じられる

スーパーに行ったらリンゴはリンゴの実だけ。肉は切り身で、魚は鱗が取られパックしてある。

子供はそのまま受け入れているから、どのようにしてスーパーに出ているのか教えてあげないと分からない。畑や牧場で自分たちが食べているものはどうやってできるのかを身近に感じて欲しい。

3.生活費が安い

家賃もスーパーでの食品も都会に比べて安い。逆に光熱費がかかる場合もあるけど、全体的には生活費がだいぶ安くなる。

浮いたお金で車を持って、習い事や様々な体験をさせてあげる金銭的余裕ができる。

4.校舎が広い

校舎も校庭も広い。周りに高い建物がないから空が広く感じる。トカゲや虫を捕まえて遊ぶことができるのも魅力的だと思う。

コロナ禍で更に感じた田舎暮らしへの憧れ

コロナ禍で都会の小学校は、黙食になった。

教室でも生徒同士で仲良くしゃべらないように男女交互に席を配置し、休み時間は自席で過ごすように言われる。

田舎だからと言って規制がゆるいわけではないけど、都会の人口密度の多い感じの窮屈さはないように感じる。

散歩をしていても人とすれ違う人数が全然違う。

人と会うのを避けざるをえない状況下では、都会のメリットが受けられない。それに、そもそもお金がないと質の高い教育を受ける機会が与えられない。

都会で人とのコミュニケーションが希薄になる中で、田舎の方がむしろ人と会う時間があるのではないか。生活費が抑えられたら子供の教育サービスも選択肢が増えると思う。

都会も田舎もいいとこどりをしたいなら週末移住という選択

都会も田舎も両方のいいところをとりたいなら、週末移住という選択もある

普段は都会で週末に田舎へ行く。これは昔から別荘族もやってたライフスタイル。

逆に、普段は田舎で週末に都会へ行くのもあり。我が家は一年間、平日都会・週末長野生活をしていたけれど、コスト面で逆に切り替えた。これからは普段は田舎で、行きたくなれば週末に都会へ行くライフスタイルにする。

軽井沢なら東京へも1時間ちょっと。もし東京でやりたい事があっても通える距離。東京まで行かなくても、英語教育は軽井沢の方がコスパよく受けられる機会があると感じている。

軽井沢は自然もあり、都会も近い。教育移住者も増えていて、公立小学校の約2割が他県からの移住だとか。

もちろん軽井沢に限らずとも、他の地域でも週末移住は思ったより手軽にできる。

まとめ

サービスが充実していて選択肢が豊富な都会。だけれど、資金がなくては選択したくてもできない。

田舎は都会ほど選択肢は多くない。けれど生活費が下がるぶん選択できることもある。

私は移住はコロナ禍だからこそできた決断だった。田舎も都会も特徴があるから、それぞれの家庭で最適な場所を見つけてほしい。